絵を描く

はたまた早朝覚醒してしまいました。
1時に寝て、4時に起きて、30分ぐらい寝ようと布団の中でじっとしてたのですが、
ダメでした。
脳内物質が乱れているのを感じます。
仕方ないから、起きだして、高山辰雄遺作展の画集など眺めていました。
高山辰雄って、全然知らなかったのですが、練馬区立美術館で観て、素敵だなあと思いました。
絵もいいんですが、絵に込められた思いがいいんです。
例えば、

個性を大事にするとはよく言われることですけれど、僕はそれよりも人間に共通のものを探したい。一人の個性なんてたかが知れているような気がして、みんなと同じ事がらに触れていたいと思うんです。しかし、みんなと同じとはどういうことかと考えると、いまだにつかめない。そんなことを思うのも、個性という言葉があったからこそで、そうでなかったら共通のものとは何かなんて考えることも、なかったかもしれませんがね。今朝も庭の葉っぱを見ながら思ったんですよ。どうも自分はあの葉っぱと同じことを考えたりしたいと。葉っぱをひょっと見ている自分と、その葉っぱの気持ちとが一緒でありたいんですね。相手が人間だったらなおさら、一緒にいる人たちの気持ちというものが知りたい。そうすることで、逆に自分を知りたいのかもしれません。
自分、自分といっても、はっきり分からないところがあって、むしろ、まわりにあるものに自分を教えられるような気がするんです。いいなあと思った絵の数々が、私の身体の中にしょっちゅう流れているし、あるいは故郷への帰り道の途中の冬の風景とか夏の風景とか、そうしたものもみんな身体に流れている。汽車の窓から見た事がらだとか、その時、目に入った煤とか、そういうもののすべてが僕をつくり上げているような気がします。それ以外の僕はどこにいるんだろうと探すこともありますが、やっぱり外から入ってきたものによって自分がつくり上げていることを、いつも思い知るような気がしますね。
(「高山辰雄が語る 絵の何が人の心をとらえられるのだろう?」/『芸術新潮』1998年9月号)

こんな感じです。
高山辰雄は、日本画家ですが、何というか日本画の制約を超えて西洋画にも通じるような画風です。人物や風景が描かれているだけなのに、そこに深い哲学のようなものを感じる。いつも「生とは何か、世界とは何か」というような表現がなされてるのが素晴らしい。
ファンになりました。
…朝ごはんを食べたらまた寝ます。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Author:一葉
FC2ブログへようこそ!

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ